自己紹介
僕は高専5年生の20歳男性です。 利き手は書くのは右、食べるのは左のクロスドミナンスでした。
箸は左手を使うが筆記は右手を使うなど、用途によって使い勝手のいい手が違うことを指す。
両利きと混同されることがあるが、両利きとは違い、どちらの手でも作業が可能というわけではない。
2019年7月に交通事故で右手が麻痺して動かなくなりました。
学生という身分なので筆記ができないのは問題しかなかったです。 授業でもまともにノートが取れませんし…
矯正のやり方
事故後一ヶ月くらいから筆記の練習を始めました。
箸を左で使ってたのもあり文字は書くことはできましたがめちゃくちゃきたなかったです。
リハビリの担当の先生に聞くとはじめは丸や四角をなぞり書く感覚を身につけていくそうです。
(利き手じゃない手をほとんど使ってなかった人は歯磨きとか単純な動きから徐々に始めていくそうです。僕は箸は使えていたのですぐに筆記の練習を始めました。)
ちなみに、僕はそんなこと知らなかったので最初から50音をひたすら書いてました。
でもこれってホントに飽きる。書くの辛いしずっと同じことの繰り返し。
それでタイピング練習を好きな歌の歌詞でしてたことを思い出して、それからは一日一曲書くことを目標にして練習していきました。
(当時Instagramのストーリーに乗せていたやつです。見にくいのは申し訳ないです。)
ひらがなと漢字の両方を練習できるのである程度かけるようになったらおすすめです。
学校はじまる。
退院して夏休みが終わり、遂に学校が始まってしまいました。
字自体は練習する前よりは書けるようにはなっていましたが
普通の人の書く速さと比べると圧倒的に遅く、少し書いただけできつい状態でした。
高専最後の年でもあり授業自体は少ないのと、
プリントを使っており書くことが少なかったので思ってたよりは大丈夫でした。
と思っているのも束の間、1000字のレポート課題が出された。
- 手書き
- 汚い字は受け付けない
- 提出できないと単位が危うい
この三コンボ泣 終わらせないといけないのでまー寝る時間削って仕上げるしかなかったですね、
まだ書くのにそんなに慣れていなかった頃なのでほんとに時間がかかりました。 友達が手伝おうか?と言ってくれるが字の綺麗さでバレないわけがないので頑張りました泣
この課題も無事終わり
1週間に英語のプリント2枚解くだけの生活が続きました。
そして日は過ぎていき定期試験である後期中間試験が来ました。
計算がめちゃくちゃあったり国語の筆者の思いを書けみたいな問題があったり、とかいうキツいテストは特になく選択問題だったり僕には優しいテストでした。
赤点もなくまた1週間に英語のプリント2枚解くだけの生活をしていました。
そして冬休み。
ここで事件が起きます。
僕の高専史上最も過酷で辛い1ヶ月になることをこの時の僕は知る由もなかった。
事件と言ってもただ課題が出されただけなんですけどね、、、
まーその課題が教科書約90ページの写経ってやつなんだけど。
そりゃー出された時は90ページか冬休み終わる頃には終わるでしょ
とか気楽に思ってましたよ、だって期限が2週間ないくらいだったんですから。
担任から電話が来た。写経終わります?との内容で、その時は始めてなかったので終わりますと答えました。
担任は察してくれて担当の教員に期限を僕だけ延ばしてくれるように頼んでくれてたみたいで1ヶ月に延びましたぁ!
(友達とかは1ページめちゃくちゃ頑張って30分かかるって言ってましたね、みんなしっかり期限内に終わらせてました。)
僕は最初は時間があると思い綺麗に書く努力をし頑張りました。
まー1ページ1時間半以上は余裕でかかってましたね。
冬休みが終わり、残り2週間ちょいで僕は気づきました。
このままこのペースで続けてたら終わらないことに。
そっから綺麗さを捨ててひたすらやりました。
当然普通の人よりかは遅く速くても45分くらいでした。
きついきつい言っててもキリないのでスパッと終わらせますが、
2週間位は寝る時間5時間くらいで切り詰めてちゃんと期限内に終わらせることが出来ました。
たしかレポート用紙40枚ちょっとくらいでした!
この課題があったおかげで書くスピードは速くなりました。
書くスピードは。
なかなか綺麗な字をかけるようになるのはまだまだかかりそうです。
最後になりますが 筆記の利き手矯正をするにはひたすら書く。
これに尽きますね めちゃくちゃ辛いですけどほんとこれしか方法ない気がします。
綺麗に書きたい方は文字練習用のドリルみたいなものを買って練習するのがいいと思います。
ほんとに辛かったので半ば強制である課題が出てくれて良かったとは思ってます。
感謝はしてないですけど笑