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自分の怪我について詳しく~腕神経叢損傷~

そういえば自分の怪我について詳しく書いてないなと思いこの記事を書きます。

自分の怪我について書きます。

自分の場合少し特殊ですが少しでも参考になればと思います。

腕神経叢損傷について

腕神経叢とは簡単に言えば脊椎から腕に伸びてる神経たちのことです。
(詳しくは調べてください。)

その神経が切れたり根元から抜けたりして損傷すると腕が麻痺したりします。

神経の大元は5本縦に並んでおり

  1. 全部損傷全型
  2. 上側だけ損傷上位型
  3. 下側だけ損傷下位型

の三種類あり、全型が一番多く次に上位型、下位型はかなり少ないそうです。

ちなみに神経は切れたらつなげれば回復する見込みがありますが、

根元から抜けてしまったら神経自体は回復しません。

これはバイク事故でなってる人が多いです。

バイク乗りの方はこういう怪我もあると知っておいたほうがいいかもです。

自分の傷病

自分は下二本が引き抜かれた

右腕腕神経叢引き抜き損傷 下位型

になります。

どんな感じなのかというと

  • 肩は動く
  • 肘は事故で粉砕骨折して関節がおかしくなり伸ばすのに制限があるが曲げ伸ばしはできる。
  • 手首は上げ下げできる。
  • 指は全指動かない
  • 感覚は外側半分(小指側)がない。(指の感覚は以下の図に示す。)

意外と指以外は動くから大丈夫な感じですが、

手首を倒す力は反らす力の三分の一程度で、肘を伸ばす力は微力で重力に逆らって伸ばすことができないです。

大体こんな感じですかね。

幻肢痛がありますが、上の画像の青で囲んである感覚無しのところに基本的に痛みがあります。

幻肢痛についての記事はこちら

手術について

腕神経叢引き抜き損傷でやる手術についてザックリ紹介します。

今回は自分の場合です。

指が全く動かない、手術前当時腕の筋肉自体あんまり力が入ってなかったという状況でした。

  • 筋肉移植(足の筋肉を腕に移植)
  • 腱移行(指の腱を移行してほかの動きで指を動かせるようにする)

この二つを最初に提案されました。

手術前に何回も検査をし筋肉が生きてることがわかり、

手術前日に筋肉移植から腱移行に変わりました。

(なので筋肉移植についてはあまり詳しくありません。)

腱移行

動画を張る予定ですが、言葉で説明すると

  • 肘を曲げると親指が曲がる
  • 手首をそらすとほかの四本の指が曲がる

っていうような感じです。

自分は親指の力は結構強くなりましたが、ほかの四本がまだまだ微妙です。

一応手術体験談として記事を書きます。こちら

ちなみにICUにいる期間は1日くらいです。

筋肉移植

自分は経験してないので詳しいことは言えませんが

必要になるものなど入院してから言われ、さらにコロナのせいで外出面会禁止で非常に困りました。

大体5万円くらいのエアバックを買うことになります。

これは手術が終わって使わない人が病院に寄付することが多いので、

使えるのがあるか一度病院側に聞いてみるといいですよ。

あとは電気毛布、なんで必要かは覚えてないですが使うので必要になります。

病院内には同じ手術を受けたことがある患者がいるかもですのでその人に

今後のことなど聞いてみるのもいいと思います。

自分も色々教えてもらい助かってました。

ICUにいる期間は5日間で圧倒的に身体面や精神面でも腱移行と辛さが違います。

筋肉移植は時間もかなり長く10何時間とかかかります。

病院について

腕神経叢損傷の人が紹介される病院は

「小郡第一総合病院」

が多いと思います。ホームページはこちら

自分もここを紹介され手術を行いました。

かなり有名と聞いていましたがいざ来てみるとそれほど大きい病院ではなく

少し不安だったのを覚えてます。

入院したら自分と同じ腕神経叢損傷の患者が意外といて驚きました。

世界的名医らしく、腕は確かだとみんな言ってました。

腕神経叢損傷の方で病院を探している方がいれば一度受診してみてはいかがでしょうか。

悪いところを言うと、結構後出しが多いです。

手術に関しても必要になるものなど入院してからでしたし、

コロナで外出禁止なのを教えられたのも入院してからだったしで汗

さいごに

今現在受傷から約一年です。

手術やリハビリはあんまり苦にはならなかったです。

リハビリはやり始めが筋肉が固まってたりするので痛かったです。

周りにも支えられ助けられています。

なので日常生活においても不便は不便ですが、何とかやっていけてます。

何事もやってみないとわからないし挑戦しようって気持ちがより多くなりました。

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