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高専って本当に留年するの?卒業まででわかった事実

はじめに

自分の経験を踏まえて建前抜きで現実を書きます。

自分の思いや考えを書きますがもしかしたら偏見もあるかもしれません。
(実際に留年を経験してないため)

留年した人とも仲いい人はいますしその人たちに話を聞いたりしてます。

これは久留米高専での経験をもとに記述します。

他高専では若干制度が異なることがあります。

留年について

留年とは

高専にはいれば周りが騒ぐのもありかなりの頻度で耳にするワードです。

しかし、中学では無い制度なのでよくわからないと思います。

ザックリ説明すると

留年とは、もう1度同じ学年を繰りかえすことです。

留年の条件

久留米高専での制度なので他高専では若干制度が異なることがあります。

留年することになるのは、進級できない、またはしないってことです。

進級するためには必修単位を取得する必要があります。

単位を取得する条件は

  • 最終成績が60点以上
  • 既定の日数出席している

基本的にはこの二つになります。

成績。つまり定期テストの点数や課題点などの合計ですね。

半期の授業であれば、半期末の成績。通年の授業であれば学年末の成績。

60点未満は赤点と呼ばれ、最終成績が赤点であれば留年ってことになります。

出席日数は1単位に~時間は受けてないとダメですよーって決められてますが、

実感わかないと思うので簡単に言うと、

  • 3回までの欠席はOK、4回目でアウト
  • 90分のうち60分授業受けないと欠席扱い
    授業開始から30分までは遅刻。60分以降は早退扱いになる。
    *遅刻からの早退は欠席になりますからね
  • 遅刻、早退あわせて3回で欠席1回とカウント

こんな感じになります。

欠席はできるだけしないほうがいい(進路に影響する可能性があるため)ですが

逆に考えれば3回は欠席していいってことです。

有効に使いましょう。(ちゃんと数えるのを忘れずに!)

実際何人くらい留年してるの?

もちろん学校学科によって変わってきますのであくまでも一例として自分のクラスを紹介します。

(この留年には休学してた人や留学してた人も含みます。)

  • 1年生
    41人で入学。1人留年してきて42人でのスタート
  • 2年生
    1人留年してきて43人でのスタート
  • 3年生
    変わりなく43人でのスタート
  • 4年生
    6人留年、または自主退学。1人留年してきて38人でのスタート
  • 5年生
    5人留年で33人でのスタート
  • 卒業
    1人も留年せず33人で卒業。

結果的に自分たちの代で留年した人(留年してきた人は含めない)は

41人中10人。つまり留年率約25%

これだけ見るとめちゃくちゃ高い。普通校じゃありえないよ

基本的にこの数字で高専は留年するぞ!と脅してきます。

そのせいで高専怖いなと思われがちです。

ちょっと待ってください!

この留年率、勉強が難しいからこんなもんかとか思ってませんか?

確かに勉強は難しいこともありますが、

それだけじゃないんですよ、なぜ留年することになったのか

現実を知って進路選択の参考にしてみてください。

留年は普通しない

学校側は基本的に留年させたくない側だと思ってください。

何故かというと留年させても別に得がそこまでないからです。

あの学校は留年率高い、怖い、いやだなーってことになり入学者が減るからできれば留年させたくないってことです。

ではなぜ留年するのか、こう思いますよね

あまりにひどい卒業者が進学、就職したあとに悪い評判を作ると嫌だからですよ

学校も金を稼がないとやってられないんですよ、

だから自分で自分の顔に泥を塗るような真似はしないでしょ

なぜしないと言い切れるのか

卒業するまでの五年間で留年する人しない人見てきました。

  • 課題、テストは基本一夜漬け。
  • 定期テストでは赤点のほうが多くて再試ばっか受けてる。

  • ほとんどの教科で欠席可能回数のギリギリをせめてる。
    3欠席2遅刻など

さて、上で挙げた3つの特徴、もちろん全部当てはまる人もいました。

結論から言います。

この特徴でも留年してない人のほうが多いです。

なぜ普通は留年しないのかの前に

この特徴の共通点はわかりますか?

それは

なんだかんだ目の前のことをちゃんとしている。

何が言いたいのかというと、ちゃんと(真面目にっていう意味ではない)してれば落ちないんですよ。

ではなぜ留年する人が多いのか

答えは簡単です。

課題も期日を守らないor出さない、授業に出席しない、赤点とっても再試を受けない、

こんな普通なこともできない人が留年するんですよ

いや、頭悪くて勉強してもしてもわからないんだよ!って言いたい人もいるかもしれませんね。

あほ過ぎてスルーしたくなりますが、

まず、高専にこれるレベルである。これは当たり前ですよね、通ってるんですから。

これで地頭が悪いとか言い訳しないでくださいね、

言い訳するくらいなら学校辞めたらいいやん。と思います。

100点満点の問題で赤点60点、ではこのうち何点が基礎問題だと思います?

60点。ほとんどのテストがそうなってると思います。

60点取れないで勉強しました!って言ってる人は

水にカレーのルーを入れて煮詰めてカレーが作れるようになりました!っていってるようなもんですよ、

そんなんでカレー作ったって言えるか!って話です。

いや、カレーはカレーやんとか屁理屈を言う人は本当に学校辞めれば?って思います。

勉強に対する姿勢がそんなくそだからテストで点数とれないし、すぐ担当教員がくそだ!とか人のせいにするんですよね。

話がちょっとそれましたが、普通テストは一発勝負ではないです。

赤点をとった人は再試を受けさせてもらえ合格となれば60点で赤点回避です。

ですがこの再試に甘えてばっかではだめですよ。

あくまでも真面目に頑張ってる人への救済措置みたいなもんですから

うちの学校には本試は再試のリハーサルといって本試全く勉強しない人たちもいました。

留年しないために

ここまで色々書いてきましたが、不真面目な人が必ずしも留年するわけではないのはわかってもらえましたか?

あたりまえのことができてないから留年するんです。

あとはもういいやとあきらめてる人や、留年してもいいやと軽い気持ちな人が留年してます。

成績での留年

先ほども言いましたが、

自分に甘えてもう無理と決めつけてる、あきらめてる、そんなん留年するでしょ

友達に教えてもらおう、友達いないなら先生に聞こう

自分は高専の受験が人生で一番勉強してました。

そのレベルでの勉強を求めてるわけではないです。

そのレベルでの勉強を本当にしても成績が悪いって悩んでる人は学校辞めて別の進路をさがそうや、そこまでしても無理なら多分もう無理よ

頑張ってる姿を知っている人はきっと教えてくれます。

クラスの人と仲良くなりましょう。

こちらの記事で最初に勉強について語ってます。目を通してみてください。

一夜漬け!?効率重視の勉強法とは

あと課題はちゃんとやりましょう。

レポートなどで忙しくなることもありますが、ちゃんとやってれば終わります。

出席日数での留年

休むな!以上!

留年におけるメリットとは

先ほども言いましたが、学校側は基本的に留年させたくない側です。

つまり何が言いたいかというと

留年に対してのメリットなんて教えてくれない

メリットに対しては自分で探すしかないです。

基本的に留年って悪。

っていう偏見が現代の日本には存在してます。

しかも、かなり浸透しており笑われたりバカにされたり普通にあります。

注意
この章での留年は怠惰による留年は留年に含まれていません。

怠惰で留年する人のせいで目的のある留年まで悪とされがちです。

留年は悪なのか

ここまであえて触れなかったんですが、悪ではない、むしろ良い留年があります。

留学ややりたいことに没頭したいなど理由のある留年です。

高専は自由です。この自由さは進学、就職後ではほぼないと思います。

これを利用しやりたいことのために学校に残る留年

ちゃんと理由、目的がある留年を悪だと決めつけるのはアホがやることですわ

自分は留年は悪だと決めつけてる側の人間でした。

しかしある教授に出会って考えが変わりました。

~のための留年、それは常に選択肢にあってもいいんじゃないかな、と思います。

せっかく高専という自由な学校に来ているんですから活用していきましょ。

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