テクニカル分析の本質?
はじめに
テクニカル分析とは何かをさらっと見ていきましょう。
テクニカル分析は過去の値動きや変動率などチャートに現れるものから相場が今どのような状態であるかを判断したりエントリーや決済ポイントを判断するために用いる分析方法のことです。 簡単に言うとチャートを見て今の相場がトレンドなのかレンジなのかの状況を判断をしたりこの辺りから上がりそうだから買ってみようといった売買の判断をするものですね。
いきなり1ドル円110円だよって言われても売ったほうがいいのか買ったほうがいいのかの判断ができないから過去の価格と比較したりあれやこれをして判断するわけです。 テクニカルにはインジケーターなどのツールを使い平均値や偏差値や何度も現れている動きのパターンやフィボナッチなど心理的にトレーダーが意識しがちな価格帯を使ったり様々な分析方法があります。
テクニカル分析が示す一つのこと。
テクニカル分析には様々なやり方があるのでどのテクニカルが一番勝てるのかというのが初心者は知りたいのだと思いますが残念ながらこれが最強といったものはなくて、どのテクニカルを使おうと行き着く先は一つでそれは相場に起こっている事実を知れるということです。
移動平均線だったら設定した期間の平均値の推移、オシレーターは今の相場が総体的に上がってるのか下がってるのかを示しているだけです。レジサポラインとかは過去に意識された価格帯や今後意識されそうな価格帯を示します。
そこからどのような売買の判断をするのかはトレーナーの力量にかかってくるものだと思いますのでツールは何を使おうが結局はほとんど一緒だと思います。
そして一つだと限定的ですのでインジケーターを組み合わせたり法則性を見つけたりマルチタイム的に分析をするのがいいと思います。
エントリー手法にこだわりすぎ
ここまでの通りテクニカルはその場に起こっていることを分析できるというものなのですがこれをサインとして売買の判断に直接結びつけちゃう方が多いです。
チャートを多角的に分析してその結果で導き出すはずの売買判断を分析をすっ飛ばし相場に無理矢理当てはめている感じです。相場とその手法が合ってるときはいいのですが合わなくなると途端に負け始めますね。
また、インジケーターの時間設定とか組み合わせとかに異常にこだわってしまう人はテクニカルの本質が見えていない可能性が高いと思います。
そして負けるとインジケーターが悪い、数値が悪い、手法が悪いと考えてまた別の手法に頼り相場に合わなくなると負けるという負のループに陥りがちです。どのインジケーターを使ってもどのパターンを使っても結局は相場に起こっている事実を表しているだけなんですからそこからの判断はトレーダーが行うべきですね、そこが FX の難しいところでもあり面白さなのだと思います。
主なインジケーター及び理論などの紹介
- ダウ理論
- エリオット波動理論
- グランビルの法則
- プロスペクト理論
最後に
これを使えば勝てるインジケーターとか百発百中の法則とかは基本的になくテクニカル分析というものはチャートに現れている事実をわかりやすく視覚化してくれてるだけのものなので法則とか手法とかを組み合わせて多角的に分析しながら総合的に判断してトレードしていくってことがテクニカル分析の本質的な使い方だと思います。